Recruit
Staff Interviewスタッフインタビュー
“一生もの”というFelisiの
価値を支えるリペアの仕事
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E.S.
Felisi リペア担当

My Backstory-UGGと出会うまで-

美大でファッションを学んだあと、革素材やレザークラフト用の資材を扱う会社に就職しましたが、技術職への憧れがあり夢をあきらめたくなくて、31歳のときに一念発起して製靴学校に入学。革靴を作る技術を身につけました。
ものづくりは幼稚園の頃から好きで、古い日本家屋に住む祖母の家を訪ねては転がっている小物を集めて何かを作っているタイプでした。
ユニオンゲートグループに入社したのは、製靴学校の先輩から「リペア職人の求人があるよ」とお声がけいただいたことがきっかけです。ものづくりは好きでしたが、デザインよりも、“あるものを良くする”ことが得意だったので、リペアの仕事に就けるのはうれしかったですし、高級な革製品を扱うことへの不安はありつつも、だからこそ成長につながると考えました。

My Passions-仕事の魅力・やりがい-

Felisiのリペア担当として、修理全般に関わる業務、見積もり作成や資材管理などを担っています。入社当初は全てが未経験で難しいことばかりでしたが、失敗したことはメモに残し、一つひとつクリアしてきました。
50年以上続くブランドなので長くご使用されている方がほとんど。修理に届くアイテムを見ると、ご愛用くださっていることが伝わりますし、お客さまの生活も浮かびます。赤ちゃんや犬の噛み跡が残った引き手部分の交換依頼が時々あるのですが、「愛犬が気に入ってるから、修理前の引き手も返してほしい」と言われたことも。
大切な思い出と共にあるアイテムを預かるからには信頼にお応えしたい。リペア専門店は数多くある中でオフィシャルにご依頼いただいたことへの感謝を表す意味でも、Felisiの修理においては世界で一番上手でなければならないという責任感があります。

What I See In The Future-未来の姿-

リペアは直接お客さまと顔を合わせることのない仕事ですが、手紙を頂いたり、店舗スタッフとのコミュニケーションの中で、お客さまを身近に感じることができます。あるビジネスバッグの修理依頼では、店舗スタッフのメモ書きによるとバッグは亡くなった奥様からのプレゼントで「古い状態では妻が嫌がるだろうから定年までの10年間使い続けられるようにしたい」とのこと。修理後のバッグを見て感激されていたとの報告を受け、リペアの存在意義をあらためて実感しました。
そうしたFelisiを愛してくださる方々のために、修理を通してもっとブランドの価値を高めたい、“一生もの”であることを支える存在になれたらと思っています。そのためにも、修理のご依頼を断ることがないよう幅広い知識や技術を身につけ、スペシャリストを目指して自分を磨き続けたいです。

Favorite things to do-好きなこと-
友人との時間、自然散策、ジムに通うこと。最近はピアノも始めました。
雑談の中で気になったことはリスト化していて、気が向いたら足を運びます。仕事もそうですが、興味が湧くことはとりあえずやってみる、問題があったらその都度考える、の繰り返しです。なんでも楽しんでやるのが一番。好きには勝てないので。
Memorable items-思い入れのあるアイテム-

Felisi コンパクトウォレット
小さいカードケースがずっと欲しくて、L字型のファスナー付きで鍵がしまえる点や、ポケットが分かれていてたくさん入るところに惹かれました。代表的なFelisiオリジナルのクロコダイルエンボスレザー、限定色のグリーンとピンクがどちらも可愛くて、お店で悩み抜いてグリーンを選びました。新しい型でまだ修理依頼がきていないこともあり、今後のために自分も使っておこうかなというのも理由の一つです。

Work Essentials-仕事の相棒-

ラジオ
革職人や皮革業界ではラジオを聴く習慣があって、職場でもラジオをずっとかけています。だからラジオを聴くと自然と意識が仕事モードに切り替わりますね。
聴くのは毎日決まってTOKYO FMです。番組が変わる時刻を覚えているので、時計の代わりにも。

Love In Fashion-ファッション愛-

趣味で自宅でも革小物を作っているため、基本的に服は作業着の感覚です。洗えて、安全で、動きやすいことが必須なので、ベルトなど革小物で自分らしさを取り入れています。
好きなテイストはクラシカル。昔から古着屋さんやアンティークショップを回って、気に入ったものは多少状態が悪くても自分で直して使います。自作したバッグもよく持ちます。

To the future colleagues-これから出会う仲間へ-

リペアは具体的な業務内容が想像しにくい仕事かもしれないですが、一生懸命教えるので安心してください。長くお客さまに愛されるブランドの価値を陰で支える存在として、一緒に頑張っていきましょう!

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